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2025.9/08抜け毛、乾燥、代謝の低下…低血糖とセットになりやすい甲状腺機能低下を徹底解説!
2025年9月7日
『老化と間違えないで!抜け毛、乾燥、代謝の低下…低血糖とセットになりやすい甲状腺機能低下を徹底解説!』というテーマでライブが行われました!
その様子をスタッフ高代がレポートします。
この週末は美容院で髪をセットし、夕方の涼しい時間に公園でお子さんと遊んだというみゆきさん。暑さが苦手なみゆきさんも、秋が近づいたのを感じてホッとした様子でした。
さて、今回は多くの女性が経験するであろう、抜け毛、乾燥、疲れ…。年齢のせいだと片付けていませんか?あきらめていた症状も、実は改善できるかも!ぜひ最後までお読みください。
今日は老化と間違えやすい甲状腺機能低下についてお話をしていこうと思います。
まず、甲状腺というのは首のところにある小さな臓器です。ホルモンを分泌して全身の代謝をコントロールしてくれています。けれども、一般的にはまだあまり馴染みがなく、「何となく聞いたことがあるけど詳しくは知らない」という方が多いのではないでしょうか。
しかし、特に女性にとっては非常に重要な臓器で、美容や妊娠、そして日々のエネルギー代謝に深く関わっています。今日はそのあたりをできるだけ分かりやすく、具体的な事例や生活の工夫も交えながらお話していきます。
1. 甲状腺機能低下とは何か
甲状腺の機能が下がると、こんな症状が出てきます。
・髪が抜けやすくなる
・肌が乾燥する
・爪や髪にハリがなくなる
・疲れやすい
・食べていないのに痩せない、太りやすい
・貧血になりやすい
・妊娠しづらくなる
これらは「年齢のせい」「体質だから仕方ない」と思われがちです。けれども実は、甲状腺機能の低下が背景にあるケースが少なくありません。
2. 健康診断では見逃されがち
甲状腺の状態を調べるには、血液検査で TSH、FT4、FT3 という3つの数値を測ります。
ところが、一般的な健康診断では甲状腺の数値を測ることがほとんどありません。多くの場合、甲状腺の専門検査はオプション扱いです。そのため「数値を見たことがない」という人が大半だと思います。
特にTSHという数値はとても重要で、 2.5を超えると妊娠率が下がる と言われています。ですが、病院で「異常」とされるのは 5を超えた場合。つまり、病院で問題なしと言われても、実際にはもう機能が落ち始めているということがあり得るのです。
3. 老化との違い
甲状腺機能低下は、見た目にも老化とよく似たサインを示します。例えば「ぽっちゃりしたおばさん」というイラストで解説されることが多いのですが、これがまさに甲状腺機能低下の典型的な状態。
「髪が抜けるのは年齢のせい」「乾燥肌だから仕方ない」と思っている方、実は甲状腺の問題かもしれません。
4. 低血圧や低血糖との関係
甲状腺機能低下は、低血圧や低血糖とも深く関わっています。
体は命を守るために、血圧が低ければ代謝を下げて省エネモードに入りやすくなります。その結果、甲状腺の働きも落ちやすくなるのです。
また低血糖が頻繁にある人は、交感神経が優位になり、アドレナリンを大量に使います。これもまた甲状腺を疲弊させる要因です。
5. 食事の影響
私が多くのクライアントさんをサポートしてきた中で一番効果が大きいと感じるのは 食事での血糖コントロール です。
ある方は、妊娠のために甲状腺の薬を飲みながら、同時に血糖コントロールに取り組んだところ、数ヶ月で甲状腺の数値が大幅に改善しました。お医者さんも驚くほどの変化でした。
なぜ食事が大事かというと、甲状腺ホルモンや薬を運ぶ役割をしている アルブミン というタンパク質があるからです。タンパク質が不足していると薬も効きにくくなります。つまり「ただ薬を飲む」だけでなく、食事を通じて体を整えておくことが薬の効果を引き出す鍵になるのです。
6. コレステロールとの関係
コレステロールも甲状腺と関係しています。胆汁酸を作る材料がコレステロールなので、数値が低すぎる人は油をうまく消化できず、焼肉を食べるとお腹を壊す、ということが起きやすいです。
逆に数値が高い人も「余っている」のではなく「使えていない」という状態。どちらも脂質代謝が落ちている証拠です。
「油を多くとるダイエット」が合う人もいれば、全く合わずにお腹を壊す人もいる。この違いは胆汁酸や甲状腺の状態によるんです。
7. ビタミンや抗酸化の視点
甲状腺が弱っている人は、貧血やビタミン不足も抱えていることが多いです。例えば鉄の吸収を助けるのも甲状腺ホルモンの役割。だからホルモンが落ちると、鉄をとっても吸収できず、慢性的に疲れやすくなります。
また尿酸値が低い人は抗酸化力が落ちており、疲労や免疫力低下に繋がります。こういう方にはビタミンCの摂取がとても重要です。食事で取り切れない場合は、質の良いサプリを活用するのも一つの方法です。
視聴者さんからコメント
・尿酸値が低く、疲れやすいです。
多分中性脂肪も低いのではないでしょうか。免疫力も下がっているかもしれません。しっかり血糖コントロールをして、エネルギーを温存させましょう。
8. ストレスの影響
血糖コントロールに加えて、もう一つ大切なのが ストレスケア です。
ストレスはビタミンCを大量に消費し、自律神経を乱し、結果的に低血糖や甲状腺の不調を引き起こします。
自分が何にストレスを感じやすいのかを知り、カウンセリングやセルフケアで整理していくことも、甲状腺を守る大切な要素です
視聴者さんからコメント
・ビタミンCは食事から摂る方がサプリで摂るより良いですか?
ビタミンCは人によって必要な量が全然違います。毎日電車に乗る時間が長い人ほどビタミンCの消費が激しかったという論文もあるくらいです。だから量についてはなかなか言えないのですが、食事からだと限界はありますね。ビタミンCは水溶性なので、サプリで多めに摂っても副作用は少ないです。お腹をくだすぐらいです。逆に言うと、そこが自分の上限量と言えます。質も悪いサプリは添加物が多かったりするので、クオリティのいいものを選んでください。
血糖コントロールをしっかりやりたい人、血液検査のデータをもとに相談したい人は、私の講座で行ってますので、個別にお問い合わせください。LINEやDMをいただけたらお返事させていただきます。
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本日の内容は以上です。
今日のお話をまとめると、
・甲状腺機能低下は老化と勘違いされやすい
・健康診断では見逃されやすいので、自分から数値を確認することが大切
・食事で血糖コントロールを整えると、甲状腺の機能も改善しやすい
・低血圧・低血糖・コレステロール代謝・貧血などはすべてつながっている
・ストレスケアとビタミン補給も重要
「年齢のせい」と思っていた症状も、実は改善できる可能性があります。
私自身も産後に疲れや抜け毛がひどかったのですが、栄養の勉強をして実践していったら改善しました!
ぜひご自身の体の声に耳を傾け、必要なら一度甲状腺の検査を受けてみてください。
そして、日々の食生活と血糖コントロールから、甲状腺を元気にしていきましょう。
スタッフ高代
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